皆様、初めまして。
『世界樹の迷宮V 長き神話の果て』ディレクターの小森です。
(これまでのシリーズ等のブログを読んで下さっていた皆様はお久しぶりです)
以前『ナンバリングを待って頂くのが良いかもしれません。』と
お伝えしてから3年近く…
世界樹V始動から1年と少し経って、
やっとみなさまに詳しい情報をお届けすることができました。
ここまでナンバリングを待っていて下さった皆様、ありがとうございます!
そんな世界樹Vは、これまでのシリーズでおなじみの世界樹らしさを踏襲しつつ
新鮮に楽しめるよう新たな要素も組み込みました。
世界樹ファンの皆様が安心して楽しんで頂けるゲームを目指して
今も開発を行っていますので、発売まで楽しみにお待ち頂けると嬉しいです。
…と、ご挨拶だけで終えてしまうと折角ブログまで足を運んで下さった皆様に申し訳ないので、もう少し、世界樹Vに関してのお話しをさせて頂きたいと思います。
小森が世界樹シリーズのナンバリングを開発するのは、2010年に発売した世界樹Ⅲ以来となります。世界樹Ⅲは、Ⅰ、Ⅱと続けた開発した後に『新しい世界樹を!』と意気込んで職業を一新し、新しいシステムを組み込んで開発しました。
そんなⅢは発売後、お陰さまで好評頂けたようでスタッフ一同嬉しく思いました。
が、一つが終わると次を考えるのが開発者というもので、Ⅲが終わって少し休んだ後は次の世界樹を作るならどうしようか? と考え始めていました。
初代があって、それに追加を加えたⅡ、一新したⅢとなると続きはどうすれば…と悩んで、日向さんとも次をやるならどうすればいいだろう? とよく相談したものでした。
職業は名前も性能もイラストも新鮮さが求められるだろうから、と何度も意見を出し合いました。
その頃話したアイデアの中に、今度は種族を用いたら面白いんじゃないかというアイデアがありました。
けれど自分はその前後に別タイトルの作業が忙しくなったため、その頃の話はかなり忘れていたのですが今回Vの話を改めて日向さんとした時にその話を思い出し…、5,6年越しに二人で再びそのアイデアを膨らませようと盛り上がりました!
世界地図を考え、住んでいる種族を考え(昔はレプティリアンというトカゲ人もいたのですが、作業コスト的な諸事情により惜しくもお蔵入りに…)
日向さんも想像マスタリ全開で地図を描いてくれたりしました!
(日向さん、ありがとう!)
自分と、恐らく日向さんもゲーム(やTRPG)を遊ぶ時、地図を見ているだけで色々な想像をしたり設定を考えてしまう癖があるようです。
世界樹Vのために作ったこの地図も、皆さまがキャラクターメイキングする際の想像を助ける一つのアイテムになるなら、嬉しく思います。
(ですが、こちらはあくまで開発途中のものです。世界樹Vの開発時にこのような資料がありました、程度に思って下さい)
こうして生まれた世界樹Vの職業は、早くもファンアートを描いて頂けたりと温かくむかえてもらえたようで嬉しく思っています。
今後もステキなオジサンやカッコいいお婆さん等、日向さんの素晴らしいイラストを公開していきますのでお楽しみに!
※補足
このように地図や設定をつくったのですが、今作『世界樹V』では各地を旅することはありません。(Ⅲの海やⅣの空といった他の舞台はありません)
その理由は“迷宮を探索する”事が世界樹というゲームの本質と考えたからです。
これまでのシリーズを楽しんで下さったお客様から“とにかくダンジョンに潜り、地図を描きたい”という世界樹の迷宮シリーズの本質を大切に思って下さるご意見を多数頂いた事もあり、長らくお待たせしているナンバリングタイトルだからこそ、そういった声を真摯に受け止めていきたいと感じました。
とにかく
“自分自身で作ったキャラクターで、ただひたすら樹海を上る”事に主眼を置いた世界樹V、
今、開発者一同、納得のいくところまで作り込んでいますので、
もうしばらくの間お待ち頂けると幸いです。